勉強に対するやる気って難しい

勉強する意欲ややる気はどのように出せば良いのか?

 

 

そんな事を面談中に相談された。

 

 

正直、困る質問である。

 

 

やる気は一時的に出す事は出来る。

 

 

だけど、それは対面で話をしている時だけで、その子が家で一人で勉強するときには決してやる気には繋がらない。

 

 

面談のたかだか1時間を話したくらいで、やる気を持続させる話をする技術は僕にはない。

 

 

そして、この勉強に対するやる気なんて、僕も中学生や高校生の時に持ててはいなかった。

 

 

もちろん、それなりに勉強時間を確保はしていた。

 

 

受験生の時限定ではあるが、10時間以上の勉強は当たり前にしていた。

 

 

そんな時も”やる気”があって勉強をしていたわけではない。

 

 

”やらなければいけない”とか”やらないと目標の点数が取れない”という状態でしか勉強は出来なかった。

 

 

勉強が楽しくて、『よし!勉強をやるぞ!』という気分で勉強をしたことは大学生以降しかない。

 

 

だから、子供達や保護者からの『やる気が無くて勉強が出来ない』という相談は本当に困る。

 

 

『やる気なんて端からあるものと期待しないで』

 

 

それが今、僕が最初に伝えている言葉。

 

 

ただ、これだけで話を終えないようにしている。

 

 

勉強に対してやる気が出ないのは確か。

 

 

でもやらなければいけないのは分かっている生徒は多い。

 

 

だけど、何から手を付けて良いのか分からない。

 

 

そこを解消するような話をそこから展開をしていく。

 

 

大きな壁を小さく小さく小分けにして、

 

 

小さな段差にしてあげて、出来そうなところからやってみるように助言を伝える。

 

 

そうすると、子供たちの目が結構輝く。事が多い。

 

 

後は、それを継続させなきゃいけないんだけど、そこは保護者の人とも相談だね。

 

 

家で継続的に出来ているかの確認をしなければいけないから!