彼女が精神的にも肉体的にも自分を追い込んでしまった理由が一体なんだったのだろうか。
彼女自身はそこに注目することはあまりない、というよりも未だそこと向かい合うことが苦しいから出来ないのではないかと思っている。
外部の人間からみて思い当たる理由は、完璧主義な性格に一端があると思う。
どのような活動でも、9つの課題が出来るようになってもたった1つの出来なかった事ばかりに注目して、気持ちを下げていく。
全部出来なければいけない、全部出来ないと意味が無いと考えてしまうのだ。
出来ないことを克服するために、課題に費やす時間を増やす、そうなると必然的に睡眠時間減らす。
睡眠時間が減ったので作業効率も下がる、出来ないことが増えて、さらに作業時間を増やす。
負のサイクルに入ってしまっていたのだ。
彼女の完璧主義がいつから始まったのか。
彼女からの話や、彼女の両親からの話によると、小学校の頃からのようだ。
そして、進学した中学校の環境は閉鎖的で、人間関係も限定されていた。
エリート思考が強い環境の中で、視野が狭い状態にされて、より考え方を先鋭化してしまった。
今では、完璧主義の傾向が薄まってきたように感じる。
体調以上に優先するものが無いという考え方もでき、それを実行も出来ている。
ゆっくりと見守って、サポートをしていきたい。これからも。