新潟県の公立高校入試は大問構成が4つに分けられる。
大問1が漢字の読み書き。
大問2が文法問題。
大問3が古文。
大問4が論説文。
タイトルにもある通り、小説文は問題の中で取り扱われない。
それは一体なぜなのだろうか。
一般的に言われているのが、『古文が物語形式であるから、小説の代わりに使われている』である。
しかし、本当にそうなのだろうか・・・。
と頭に疑問符が沢山出てくる。
そもそも古文と小説では読み取るのに必要とされる知識に大きな違いがある。
出てくる慣用句が違う。
言葉も違う。
そんな違うもの動詞を一緒なものと考える事は出来ない。
それでは、何故小説を出さないのか。
これは”出せない”という言葉に置き換えた方が分かりやすいのではないか。
現行のテストの中に小説文も入れてしまうと時間が間に合わない生徒が多発する危険性がある。
だから、入れたくても入れられない、というのが本音なのではないか。
他の部分を削れば良いのではという考えも出る。
しかし、漢字は勉強が出来ない生徒たちの得点源になりうる。
文法も同様だ。
これらを削ってしまうと、勉強が苦手な子供たちの得点源を奪う形になり平均点が大きく下がる可能性がある。
かといって、古文や論説文を削ってしまうと、大学受験を目指しているような生徒たちの能力を下げてしまう可能性がある。
そのような板挟みの状況があるから、現行の形で落ち着いているのではないかと思う。
もちろん、憶測でしかない。