地元で有数の進学校に進学したいと考えている生徒がいる。
このままのペースで勉強をしてくれれば十分合格できる予想だ。
その子にどのような勉強をさせるか考えている時、一冊のテキストを手に取っていて思った。
『他の都道府県の生徒たちはこんなレベルの問題をやっているのか・・・』
もちろん、新潟県の高校入試のレベルは決して低いものだとは思っていない。
英語は中々、文の量も多く読み切るのに時間がかかる。
数学もすべての問題を完璧に解こうと思ったら骨が折れる。
だけど、上には上がいるんですよね。
新潟よりも難しい問題を課す都道府県は全然ある。
その時、新潟県の問題のレベルをクリアしたくらいで満足させて良いのか?
なぜ、そのように思うのか。
理由は単純だ。
その生徒が進学校に進学をするからだ。
進学校に進学するという事は、大学受験をするという事。
そして、この大学受験は全国のライバルたちと戦わなければいけなくなる。
その時に、新潟県のレベルで満足をさせて良いのだろうか、と。
ただ目の前の高校合格という目標だけを見ていてもしょうがない。
より先の目標、大学進学、そして社会人として自立をさせていかなければいけない。
そこまで見ていかなければいけないと強く思ってしまった。
さて、何をさせるか。
悩まなければね。