今日も題名に書いてある本を読みました。
読んだページは67ページから80ページと少なめです。
本当はもっと読もうと思ったのですが、印象に残った箇所が既に6箇所になってしまった。
印象に残った箇所が多くなると、色々な弊害が起こります。
1つの記事の文量が多くなる事、纏めるのに時間がかかる事が挙げられます。
特に時間が多くかかる事は、避けたい事態です。
だから、少し短めに今日は読書を終了させました。
ダラダラと書きました。以下に感想です。
今日の印象に残った箇所は6つ。
【1つ目】
辺縁系が前頭前野の長期計画を覆し、目の前のものごとを優先させるときに、先延ばしが起きる。辺縁系は前頭前野より反応が早いだけでなく、たいてい影響力も強い。辺縁系が活性化すると、目先のことが重要で切実に思え、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚で感じ取れるものにばかり意識が向く。
71ページより引用
僕達の衝動性や計画性を担っているのは脳であるが、細かく見ていくと上記のようだ。
後半にも同様の話を載せるが、10代ギリギリまで発達が続くらしい。
裏を返すと、それまで未発達な状態が続く人もいるという事だ。
これは、なかなか恐ろしい事のように感じる。
日本の場合、法律上の大人は十八歳になった。
しかし、十八歳の時点でこの前頭葉の発達が十分ではなく、長期的な考え方を出来ない人が契約事を結ばされるのは。。。
【2つ目】
ティーンエージャーは、以上のような極端な状況を経験するまでもなく、誘惑に屈しやすい。このくらいの年頃だと、前頭前野がまだ十分に発達していないからだ。
73ページより引用
先程の話とほぼ同じ。
自分が大学生だった時を振り返っても、前頭前野が十分に発達していない状態だったと思う事が多い。
自動車学校の授業を受けるのをギリギリまで先延ばしにした経験があるので、胸が痛い。
(無事に帰還を延長する事なく卒業はしました)
【3つ目】
その意味でペットを飼うことと子供を育てることは、神経生物学的に見れば同種の行為と言える。ペットや子どものために前頭前野の枠割を担うのは、飼い主や親だ。忍耐力が乏しい(ないし、未発達な)ペットや子どもに、我慢を教えなくてはならないのだ。
74ページより引用
とても大事な事。
子供達には我慢を教えてあげなければいけない。
この我慢がどこまでの水準かは、人によるし、虐待にもなってはいけない。
だけど、子供は計画性を立てる能力が未発達である事実を考えれば、親はしっかりと教育を通じて忍耐力をつけさせなければいけない。
塾生達を見ていると、凄く腑に落ちる。
【4つ目】
親が子供の前頭前野の「代役」を務めなくてはならない期間は、かなり長く続く。一九歳、二0歳頃に自己コントロール能力の生物学的土台が完成するまで、それが必要な場合もある。
76ページより引用
これまた重要。長く続く可能性があるのだね。
しかも、それは大学生までだ。
でも、それは自分の経験を振り返っても納得してしまう。
高校卒業と同時に就職する人達は、社会の波に揉まれて、この忍耐力をつける経験が多いと思う。
一方で大学1年生や2年生は、課題はあれど自由な時間が無限と思える程にある。
だから、この前頭前野の発達に対して、良い刺激や経験が少なくなってしまうのではないか。
これは興味深い話です。
【5つ目】
年を取れば、脳も老朽化する。中でも、真っ先に昨日が減退するのが前頭前野だ。私たちの脳では、最後に発達した部位が最初に衰えるのだ。
77ページより引用
切ない話です。
いずれも僕もヨボヨボのお爺さんになる。
ボケたりもする。
これは覚悟をしないと・・・。
【6つ目】
飼い主の最大の責務は、「何かを待つことー放っておけば、ほとんどの犬は待つことなどしないーが最良の選択肢なのだと、犬に教えること」なのだ。
80ページより引用
ペットの犬が暴れて人に危害を加えてしまった報道を見ると、犬に対する躾は絶対にしなければいけないなと思う。
ペットが可哀想だから、という理由で躾をしないのは、責任の放棄なんだよね。
ペットのわんちゃんが自分で我慢を覚える事は出来ない。
だから、飼い主が躾を通して我慢を教え込まなければいけないのだが、それをしない人々がいるせいで、痛ましい事故が起きる。。
子供達に対する教育と似ている部分が大きいね。
以上が今日の感想です。
興味のある方は以下にリンクを貼ります。
手にとって読んでみてください。