先日、読んでいた本の中で興味深い一節があった。
脳の前頭前野は先々の計画を立てる能力だったり、感情を管理したり、考える事を司っているらしい。
いわゆる理性的な考え方や行動は前頭前野が担っており、ここの発達は将来、仕事をする上で大事になってくる部分だ。
そして、この前頭前野は10代の後半、18歳や19歳まで発達が続くらしい。
翻れば、多くの人達が10代のうちでは前頭前野は未発達な状態であるという事だ。
色々な出来事を通して、この部分を発達させていくのだろう。
この話を聞いて、思ったのが、
『子供の個性や意見を大事にしたい♪だから子供が嫌がる勉強とかはさせません♡』
という親の恐ろしさだ。
子供の個性を理解する事、意見や感想に耳を傾ける事は大事です。
それは当たり前の考え方だ。
しかし、だからと言って嫌がる事を何もさせないのは間違えているだろう。
ただ、子供達が楽しいと思う事をやらせているとどうなるか。
忍耐力が無かったり、飽き性だったり、衝動的だったり。。
そんな、わがままな性格になる子供になってしまう。
塾に来ている子達は皆、良い子ではあるが、やはり飽きっぽかったり、我慢が出来なかったり、目先の楽に飛び込みたがる生徒もいる。
そして、その生徒たちの小学生の時の話を聞くと、案の定です。
ずっとゲームをしていたり、Youtubeを見ていたり。。
(これは、コロナ禍のせいもあると思うが)
そんな事をしてきた子供達は、やはり理性的な能力は低くなりがちです。
親が子供達の理性を司る部分にならなければいけない。
子供の意見を尊重、とか。
子供の個性を伸ばしたい、とか。
耳障りは非常に良いですが、責任を放棄しているように聞こえる時がある。
そのような子供達を見ているとね。
だから、塾としても締めるところは締めないと。
そして、その意図もしっかり伝えないと。
よし。今日も頑張ろう。