今日読んでいた本で気になる一節があった。
先延ばし癖は年を取るごとにしなくなってくる傾向があるそうだ。
これは、精神が成熟していった結果先延ばしをしなくなったと考えるには早計過ぎるかもしれない。
しかし、この前提の元、話を展開したいと思う。
その前提とは、精神が成熟していった結果嫌な事を後回しにしない、先延ばしをしなくなっていく、という事である。
さてさて、なぜこのような一節が気になったか。
とある、塾長が自身のブログでとある事を言っていた。
『子供達の頭の中を大人と同じ回路にしてあげないといけない。』
『大人の考え方にさせる事で勉強が出来るようになってくる』
そのような事を言っていた。(多少言葉は違いますが)
そうなんです。子供を大人にしていかなければいけないのです。
その言葉が頭の中に残っていたため、読んでいる本の一節が気になったのです。
ほとんどの子供達は”勉強をしなければいけない”と思っている。
行動には全然移せていない人が多いし、その”しなければいけない”と思っている強度も低い。
しかし、義務感は感じている子供達がほとんどだ。
だけどめんどくさいから、嫌だから先延ばしにしてしまっている。
やらなければいけない事を中々やれない。
これは精神が成熟していない証拠でもある。
この成熟していない精神を発達させていくのが、子供達に必要な事。
だから、僕達塾人というより子供の周りにいる大人は、その成熟を促進させるために動く必要がある。
成績を上げるためには、勉強の楽しさを伝えて、分からせて、勉強をやらせる必要がある。
しかし、やりたくない事をやらせなければいけない事は絶対に出てくる。
つまり成績を上げるためには先延ばし癖から脱却させなければいけないのだ。
だから、僕達は成績を上げる事が大きな仕事でもある。
同時に子供達の精神性を発達させて、精神を成熟させた人間の形成に寄与しなければいけないのでは、と強く思った。
結局は、自立させるって事だね。