前半のブログの続きになります。
前半のブログを読んでいない人は、そちらを読んだ方が良いかと思います。
今日は2章を丸々読んだのですが、読んでページ数は30ページとちょっと。
あまり多い訳ではないのですが、ブログの文字数が多くなってしまった。
それだけ印象に残る部分がある事は良い事。
それでは感想を以下に纏めていきます。
【6つ目】
(期待✖️価値)➗(衝動性✖️遅れ)
53ページより一部改変し引用
※本来は分数を用いた形で表されています
これは面白い公式でした。
本文では、“先延ばしの方程式”と書かれていたが、“方程式“という記述に違和感を持った。
方程式って=で結ばれている式であるので、この式だけでは方程式とは言えないのでは?数式の方が良くないか??と重箱の隅をつっつく。
そんなことはどうでも良くて、人の行動を予測するのに、非常に便利な数式だと思います。
重要な点は分母にくる“衝動性”と“遅れ”ですね。衝動性が高い人は分母の数が大きくなるので、行動に移しにくくなる。
締め切りまでの期間が長くなる=“遅れ”の数字が大きくなると、これまた同様に行動に移しにくくなる。
裏を返せば、この2点をどのように小さくするのかが先延ばしを改善していくための重要な鍵となるということ。
【7つ目】
この方程式の構成要素が実際にどのように作用し合うのかを理解するためには、自分自身の衝動性の強さ、期待の大きさ、課題に対して感じる価値の大きさを数式にはめ込んで意みれば良いと思うかもしれない。しかし残念なことに、言葉で言うほど簡単ではない。
56ページ
これは、著者からの戒めの言葉ですね。
人間は単純に数式か出来るものではない。あくまで傾向を知るための道具でしかないということを述べています。
実験では、色々なものが数値化されやすいように簡略化されているが、実際の生活では単純に数値化されるものではないものばかり。
だから、個人個人をまずは中心において、この数式をどのように当て嵌めていくのかを検討しなければいけない。
【8つ目】
計画性の乏しさが先延ばしの原因になりうるという研究結果は、先延ばし克服のヒントになる。
64ページより引用
これは希望ですね。
6つ目で書いた内容と同じようなものです。
先延ばしの克服には計画性も重要な改善するための要素になるということです。
【9つ目】
最もよくある釈明は、祖父母が死んだというものだ。大学の期末試験の期間中、祖父母の死亡率は数百倍に上昇する。
65ページより引用
これは酷い話ですね(笑)
著者は大学の教授であります。
そのため、学生達の動き方を見てきている人です。
学生達が締め切りを守れなかった時の言い訳として、この釈明が出てくるそうです。
どこの学生も同じような言い訳を使うのですね。
ここまでが感想です。
以下に本著のリンクを貼っておきます。
興味がある人は是非読んでみてください。