『~している』は進行形ではないよ

英語の指導をする時に心がけている事。

 

 

それは、”その英語の文法が何を表現したいのかを日本語で伝える”事だ。

 

 

単純に『完了形は have + 過去分詞だよ~』なんて教えても、子供達の頭には入っていかない。

 

 

よしんば入ったとしても、その定着はとても弱弱しいものだ。

 

 

例えば

 

A:私は毎日納豆を箸で優雅に食べている』

 

 

A:私は今、納豆を箸で食べている

 

という文章。

 

 

語尾の述語だけに注目してみると、どちらも『~している』。

 

 

進行形の文法を説明するときに”『~している』と書かれていると進行形”と問題集には書かれている事が多い。

 

 

しかし、上記の例文を見てみるとどうだろうか???

 

 

この説明を見てしまうと、Aの方も現在進行形と思えてしまうが、Aの方を進行形を考える人はいない。

 

 

Aは日々の習慣を表現しており、Bは今その瞬間を表現している。

 

 

単純に『~している』だけで判別は出来ない。

 

 

何を表現したいのか、何を伝えたいのか。

 

 

そこを理解してからでないと、生徒には浸透しづらい。

 

 

教える事はシンプルに、纏めなければいけない。

 

 

だけど、削ぎ落し過ぎても駄目。