令和7年度に中学生の教科書が改訂される。
勉強不足で恥ずかしいのだが、本日、改定される予定の教科書のサンプルを見た。
そしてその内容について驚愕している。
驚いている点は3つ
①Lesson1の序盤で英語初修学者が躓きやすい内容てんこ盛りな事
②Lesson1からbe動詞と一般動詞を混ぜた文章を取り扱っている(これは改定前も同じだが)
③文法の説明不足&その他の情報の過多
①と②は多少重複するところがあるが、be動詞と一般動詞を同時に使ったり、前置詞を含んだ文章を使わせたり、頻度を表す副詞を使わせたり。
頻度を表す副詞は日本語と同じように動詞の前に置かれることが多い。そのため、混乱しないような感じがあるが、そもそも英語苦手な生徒は動詞がそもそも分かっていない。だから、「often」や「sometimes」などを、文章の色々な所においてしまう。
前置詞なんて言わずもがな。日本語には馴染みのない考え方をするから、感覚でしか子供達は使えない。
慣れてしまえば違和感は無いのだろうし、文科省としても話して、実学で身に着けさせようとしている意図は感じる。しかし、子供達が勉強をするのは英語だけではない。数学に社会に理科に国語。
何度も口に出して覚える勉強方法は、そぐわないのではないか。
そもそも理解が伴わない繰り返し学習になんの意味があるのか。
意味が余り分からないが、お経のように繰り返せば出来るようになる!!
なんて妄言を信じられるわけもなかろうに。
あまりにも今の教育現場の現実が見えてなさすぎるのではないか。
勉強が苦手な生徒は、置いていきましょう!!という魂胆を感じ取ってしまう。
そうはいっても教科書が変わる事実は変わらない。
この教科書にどうやって子供達を対応させていくのか考えなければ。
参考までに、以下のサイトでサンプルが見られます。