大学生の頃。第2次世界大戦の頃の歴史に少し興味を持って勉強をしていた。
その勉強をしている時に、ナチスドイツによる凄惨な出来事がなぜ起きたのか、それを心理学的に解明しようとする本が有名になった。
『服従の心理』
スタンレー・ミルグラム 著
河出書房新書 出版
今日、実家に帰って佐渡のお土産を渡しに行った。
その時、自分の部屋で少し時間を過ごした時に、この本を見つけたのだ。
当時、この本を読んで衝撃的だった。
人間は権威に対して従順になり、残忍な実験だったとしてもその命令に逆らうことは中々出来ない。
ナチスドイツで行われた残忍な実験の数々が、当時のドイツだから出来た訳ではななく、どのような場所、人間社会であるならばどこでも起こりうる。
そのような事を実験を通して証明したからだ。
訳者後書の中で、『服従実験とは何だったのか』という書籍が出ている事が書かれており、その書籍は読んでいない。