昨日書いたブログの続きの感想を書いていく。
先延ばし癖を直すために読んでいる本の感想①-先延ばしグセが治る21の方法- - akakuha’s diary
『先延ばしグセが治る21の方法』
デイモン・ザハリアデス著 弓場隆訳
今日読んだのは116ページから158ページである。
昨日と同様に先延ばしをしないために、どのように対策を取るのかのアドバイスを纏められている箇所を読んでいる。
印象に残った箇所は5つある。
1つ目:『困難な課題をやり遂げる秘訣は、より多くの時間を費やすことではなく、取り組む時間を制限することである。』
時間があればあるほど怠けてしまうのは昨日のブログでも書いた通りだ。
時間があるから後回しにしてしまう。だから適切な制限時間を課題に対して設定をして行わなければいけないのだ。
子供達が勉強をする時にも同様の事が言えますね。
2つ目:『誰かに締め切りを設定してもらう。』
これは、言葉が印象に残ったのではない。これを実証したデータがあったので印象深いと思ったのだで。
その研究結果を要約したものが以下の内容だ。
「2002年にマサチューセッツ工科大学の学生を対象に異なるタイプの締切の効果を検証するための実験が行われた。1つ目のグループはレポートの締め切りを外部の人から設定されたグループ、2つ目のグループは自分でレポートの締め切りを設定させて提出させるグループ。結果として、自分で締め切りを設定させたグループの方が課題の提出が遅れる傾向にあった。」
自分で締め切りを設定させて上手くいく人もいるだろうが、そうではない人も存在する。
現在、僕の勤めている塾でも学校のワークの提出締め切りを設けている。
学校の締切日とは別だ。
それが、理に適っているような気がしているので印象深いのだ。
3つ目:『課題を細分化して、各パートを個別の課題のように扱おう。』
これは実際に取り組んでいる内容である。
この効果は中々馬鹿に出来ない。
4つ目:『私たちはまず課題を先延ばしにすることを選んでから、その時間を埋めるために集中を乱す環境要因を探す。』
テスト勉強中に部屋の掃除をしたくなる人はいるだろう。
ここで書かれていることは正にその人に該当するだろう。
サボる事を決めてから、その理由を探す。
子供達に時々話している、やらない理由を探してはいけない、にも少し似ているなと思う。
やらない理由を探しているのは、既に“やらないと決めている“のだ。
そしてその理由探しに必死なのだ。
そのようにこれから子供達に伝えていこう。
この集中を乱す環境要因は、現代人の私達はより考えなければいけない。
スマートフォンや電子機器を利用したインターネットの利用は、この集中を乱す要因の最たるものだからだ。
やはり生徒達には、この部分をより注意していかなければ。
5つ目:『人びとががマルチタスキングをするのは、たいていの場合、それがより多くのことを成し遂げるのに役立つと信じているからだ。しかし、実際にはそんなことはけっしてない。それどころか、効率性が下がってしまうのだ。ただ、副作用として精神的な満足感をもたらしてくれる。つまり、マルチタスキングをしていると、何らかの作業をしながら先延ばしの快楽が得られるのだ。』
僕はマルチタスキングが苦手なので、そのような事はしないように心掛けている。
しかし、マルチタスキングをしていた時は、この感覚を持っていた。
だから、この記述を見たとき、確かにな〜、と改めて思った。
ここまでが読んだ中で印象深かった本の内容です。