子供たちがずっと塾に通い続けてくれることは、塾経営に携わっている人間なら非常に嬉しい事だと分かってくれると思う。
それは、ずっと月謝を払ってくれ塾側の利益になるからではない。
信頼されている事の証左であり、その生徒の将来の夢への力になれるからである。
しかし、”どのような状態”で塾に通ってくれているかは意見が分かれるところだと思う。
僕は塾で授業を受ける時間は通っている年数が経つごとに減っていく事が理想的であると考える。遅くとも高校生になったら、その塾の通える最小回数になっている事が理想的です。
一方で、小学生、中学生、高校生の間、ずっと週3回や週4回で通い続けている事は理想的ではないと考える。
なぜ、そのように考えるか。理由は1つだけです。
通っている生徒の自立する力が弱くなってしまうと思っているからです。
いつまでも塾の言われた事だけど聞いておけば良いでしょ、いわゆる消極的な能力を上げる行動をいつまでも続けてしまい、能動的な能力を上げる行動が出来なくなってしまう。
そのような能力を高校生までに身に着ける事が出来ない人は、大学生になって大きく困ります。
大学は自由度が高い学ぶ場所であり、消極的な人はいつまでも同じ場所に留まらせてしまう可能性が高い場所だからです。
そして、能力が向上しないまま就活が始まっても苦しむ事が多いでしょう。そして偶々就職出来たとしても、良い社会人生活を過ごせる可能性は低いでしょう。
そのような事を考えてしまう。だから、子供達には出来るだけ早く自立を促す、もしくは自立をするように仕向けるサポートをしなければいけないと思っています。
中学生の間には自分で課題を解決するための努力が出来る生徒、分かりやすく言えば”自学自習の時間をしっかりと確保できる生徒”にしなければいけないです。